干合について:四柱推命

通変星の5大分類

干合図
干合とは十干のうち対極の関係にある陰干と陽干が合することをいう。
※図は、乙-庚の干合について表わしてある。
乙は位相角36度であり庚は216度の角度を持つ。これらの合することで、36度+216度=252度が得られる。 252度は位相は辛となり、五行として(辛)金が得られる。また新しく生まれるのは五行の要素であり、天干に いきなり辛が出現するわけではない。あくまでも新たな五行が生成されるのである。

解説上、合を演算(加算)として扱ったが、干合とは対極の関係であるという状態に重きをおいて鑑定するべきである。

また、それぞれの干の位相角を36で割れば、

0 1 2 3 4 5 6 7 8 9

となり、上記、乙-庚の干合については、乙1+庚6=辛7となり同様に「金」を得ることができる。計算にあたっては簡便だが、あくまでも原理として上記位相角法を示した。


一部、日干の干合をもって無条件に干変化を行い元命をも変化させるむきもあるようだが、(例えば干合しているので正財→印授であるなど。)

干合はあくまでも干の合である(つまり干の静的関係である)

その後の変化五行(動的関係)については「妬合がない」など他にも条件が必要なことから十分に注意すべきである。 無条件に変化するものではない。

また、干合で新たな五行が生まれる場合(もちろんこれも条件を満したうえで) はよいとしても、
ベースとなる日干自体が変化するということは一体どういうことだろうか。

通常日主が変化することは無い。干合自体は発生するものの、対する干が増強されるだけである。
また天干が強く根をもっている場合も同様であり、 さらには変化後の五行の月令判断も重要なファクターになる。
干合化気格に基づくものであると思われるが単純に日干が置き換わるというものではなく、 命式全体をみなければならない。 干変化については慎重に取り扱わないといけないと言えるだろう。



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